身内に不幸があった場合、年賀状などで新年のあいさつをするのは辞退させていただく、ということを相手に伝えるために出すのが喪中はがきです。
喪中はがきを出すにあたり、喪中はがきって何なのか?どんなタイミングで出すのかなど知っておきたいですね。
喪に服すとは
「喪」って一体何なのでしょうか?
「喪」とは、近親者が無くなってから一定の期間を指し、その期間に「喪」に従って(服従して)故人の冥福を祈り晴れやかなお祝い事や旅行などは慎むこととされてされています。
喪に服する期間は13ヶ月とされるのが一般的のようす。
その間、結婚式などのお祝い事や旅行、家の新築や増築、飲み会なども避けるべきとされています。
ただ、最近では忌中の50日(49日)が過ぎると学校や会社などでは喪を解き、行事などにも参加される方が多いようです。
予め決まっていた結婚式が服喪期間となってしまった場合、延期をするかどうかは両家の判断になりますのでよく相談される必要があります。
結婚式への参列は本来の風習からで言うと服喪期間はお断りしたほうが良いようですが、招待頂いた先方の意向があれば参列しても良いでしょう。
風習を重んじる方の場合、服喪期間の参列を気にされる場合もありますが、是非参列をしてもらいたいと言っていただく場合もあると思います。

どこまでの親族が喪に服する範囲なの?
服喪する範囲は、地方や時代により違いがあり一概にここまで。と決めることはできないのですが、一般的には自分から見て2親等までとされることが多いようです。
結婚をしている場合には、配偶者側の親族の2親等以内も喪に服する範囲となります。
喪中はがきとは
喪中はがきは「喪」に服している為に新年のご挨拶ができない。というお知らせです。
「年賀状欠礼状」とも言われています。
決して喪中だよ。ということをお知らせするはがきではなく、服喪しているため新年おめでとう。という挨拶状は送れませんというご挨拶状です。
喪中はがきを出す時期
ではこの喪中はがきはいつごろ出すべきなのでしょうか?
喪中はがきの売り出しは例年9月ごろから行われているお店が多いようです。
12月に入ると年賀状の準備を始めるご家庭が多いため、遅くとも12月上旬ごろ、できれば11月下旬ごろ届くようにします。
年賀状の準備を始める前に喪中はがきを届けるのがマナーです。
不幸があった時期によっては喪中はがきを送る時期が先方が年賀状の投函をしてしまった時期である場合もあります。
その場合は、寒中見舞いでお知らせすると良いそうです。
